Loading

MATERIAL

Cowhide Is The STANDARD

植物タンニンでじっくりと鞣された国産(原材料は北米)牛ヌメ革。10数年触ってきた経験と感覚で色々な種類のヌメ革を試した中から選りすぐったもの。
財布や小物等の定番商品に数多く採用しており、素材に牛ヌメ革と記載してあるものは全てこの牛ヌメ革となります。
牛一頭を真ん中で割った半裁をパーツごとに切り分けて使います。

Hand-dye

牛ヌメ革の染色は手作業で。刷毛による色ムラを楽しんで頂ければと思います。
使い始めは色移りの可能性がありますが「味」が無くなってしまうのであえてニス類の色止めは行っていません。
レッドやグリーン等の原色は勿論、数種類の染料を混ぜて独自のColorも。
バーガンディやモスブルーは人気のColorです。

Thread

革と革を張り合わせ縫う糸。様々な色や太さは勿論、材質も多岐にわたっています。
その昔、ネイティブアメリカンが鹿革を鹿のアキレス腱で縫っていたそうで
そのアキレス腱を模倣したのがシニュー糸です。
丈夫なポリエステル製のシニューはTRADITIONAL STANDARDで一番多く使っています。普通の丸みを帯びた糸の形とは違って平らな形をしており、一目でシニュー糸と分かるほど特徴的な縫い目となります。トラッカーウォレット等多くに採用しているゴールド色は時間と共に色が白く退色していくもので、初めからのホワイトとは全く違う味わい深い白色となっていきます。
シニューとは別の何本かを撚り合わせてある丸みを帯びたポリエステル素材の糸も。そして耐久性は劣りますが麻糸も作品によっては使う事があります。
使う麻糸は手縫い用のリネン糸(ミシン用と手縫い用では糸の撚り方向が異なります)で縫い目はリネン糸が最も美しいです。

牛ヌメ革とはまた違った魅力を持つイタイアの革。一口にイタリアといっても数え切れない程のタンナー(皮革製造工場)があり全ての革を試したわけではありませんが当方では
モンタナ社リオ、CONCERIA800(コンツェリア・オットチェント)社BULGANO、TEMPESTI社ELBAMATT等々・・
又、ヌメ革と違い半裁というものはなく、殆どがショルダー部位かバット(ベンズ)となります。イタリアンレザーに共通して言えるのはしっとりと肌触りの良いきめ細かい吟面(表面)
そして発色の良さといったところでしょうか。例えば同じ芯通しの黒を国産のものと比べても黒色の深さが全く違います。
勿論、原皮も違いますが一番は革を鞣す時に使う「良い水」でその違いが出るそうで。牛ヌメ革より価格は上がってしまいますが高級感を求められる方にお勧めしています。牛ヌメ革とはまた違う変化を愉しんで所有する喜びを持っていただけたらと思います。

ITALY leather

Vegetable tanning

バッグにもタンニン鞣しの柔らかい革を採用しています。鞣しにはタンニンとクロムと2種類ありどちらも長所短所があります。革も柔らかくなり時間と手間がかからない化学薬品によるクロムなめしですがタンニンなめしの方が経年変化は楽しめます。どちらが良い悪いという事はなく適材適所で。将来的にはクロム鞣し革を使う事も考えられます。

Bend

ベンズ部位 半裁からショルダー(肩)とお腹部分を取り除いた背中部分の繊維が詰まった頑丈な革。牛ヌメ革と同じ製造所のものとなりTRADITIONAL STANDARDの全てのベルトや雨風にさらされるツールバッグ等、強度が求められる作品に採用しています。

Cordvan 

革のダイアモンドといわれるコードバン。農耕馬の臀部から削りだしガラスで磨き上げた高級皮革。コードバンの財布や小物もオーダー可能です。

PAGE TOP